細菌の話しで終始してしまいました。
私達と共に生きていると言っても過言ではない腸内細菌ですが(総数は“私”よりも多いですし…)、私たちの体にどれほどの影響を及ぼしているのか、まだまだ分かっていないことが多いです。
例えば腸内細菌の中には、幸せホルモンであるセロトニンを作る種類もいて、感情にも深く関わっている可能性があるという研究報告もあるそうです。
そう考えると私達の性格も、腸内細菌の構成具合にある程度左右されているのかもしれません。
ゴリラや象、バイソンなどの草食動物がタンパク質をほとんど摂取しなくてもあの巨体を維持できるのは、腸内細菌が草の構成成分から筋肉の元になるアミノ酸を合成してくれるからです。
病原性細菌(大腸菌O157とか)もヒトにはとても恐ろしい細菌ですが、もしかすると他の動物の身体の中ではとっても役立っているかもしれません。
ま、当の細菌達は自分が生きている環境を住みやすくして、出来るだけ増える事だけ考えて生きているだけでしょうが・・・・。
それでも、彼らと私達の関係性は本当に知れば知るほど興味深いです。
もはや、私達にとって腸内細菌は一つの臓器と考えて良いかもしれないとさえ思えてきます。
面白い世界。
少しづつセミが鳴き始めました。